特別な関係においては、あなたが求めているのは復讐を演じることではないように見える。 そして、憎悪や残忍さがほんのつかの間割り込んでくるときでさえ、愛の幻想が大きく揺らぐことはない。 自我は、特別な関係があなた自身に対する復讐の実演だということだけは、絶対にあなたに自覚させまいとする。 だが、特別な関係とはそれ以外の何であり得るだろうか。 特別な関係を求めるとき、あなたは自分自身の中に栄光を探そうとはしない。 それがそこにあることをあなたは否定してきたのであり、特別な関係があなたにとってその代替となる。 そうして、あなたにとっては、復讐が贖罪の代替となり、復讐からの脱出が損失となってしまう。
奇跡講座テキスト 第１６章 七 幻想の終わり 5.