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特別な関係を放棄せずに、過去を手放すことはできない。 特別な関係とは、過去を再現して、それを変えようという試みだからである(つまり過去を変えたがっている)

特別な関係を放棄せずに、過去を手放すことはできない。 特別な関係とは、過去を再現して、それを変えようという試みだからである。 侮辱されたという勝手な思い込み、忘れずに覚えている苦痛、過去の落胆、知覚している不正義や剥奪感、こうしたことのすべてが特別な関係に入り込み、その関係が、あなたが自分の傷ついた自尊心の修復を試みる手段となる。 過去がなければ、あなたは何を基準にして特別な相手を選ぶだろうか。 こうした選択は、いずれも、あなたがこだわり続けている過去の「邪悪な」何かや、自分以外の誰かが贖うべき何かといったものを理由として行われる。

 

奇跡講座テキスト 第16章  七 幻想の終わり  1.