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橋自体は、実相についての視座の移行以上のものではない。 この(視座の)移行には、混乱の時期が伴い、実際に方向性を失ったような感覚が起こるかもしれない。 しかし、それを恐れることはない

 橋自体は、実相についての視座の移行以上のものではない。 橋のこちら側では、あなたが見るものすべてがひどく歪曲されており、完全に釣り合いを失っている。 卑小で取るに足らないものが重大視され、強くて力あるものが卑小なものへと減じられている。 この移行には混乱の時期が伴い、実際に方向性を失ったような感覚が起こるかもしれない。 しかし、それを恐れることはない。 なぜなら、それが意味することは、単に、あなたの世界を保っているかに見えた歪んだ判断基準から、あなたが自分の足場をはずしてもよいと思うようになってきたということだからである。 この判断基準は、特別な関係を中心に築かれている。 この幻想が無ければ、この世界の中にはあなたが依然として探し求めたいような意味は何もない。

 

奇跡講座テキスト 第16章  六 実相世界への橋  7.