何らかの形の特別な関係が、儀式の中に愛を探し求めるようにとあなたをそそのかすときはいつでも、「愛とは内容であり、いかなる種類の形態でもない」と思い出しなさい。 特別な関係は形態の儀式であり、内容を犠牲にし、形態を祭り上げて神の座につかせることを目指している。 形態の中に意味はなく、いつまでも意味のないままであり続ける。 特別な関係はありのままに認識されなければならない。 すなわち、それは無意味な儀式であり、その中では、神の死から強さが抽出され、形態が内容に勝利して、愛がその意味を失ったしるしとして、神を殺した者にその強さが授けられる。 これが明らかに不可能だという事実は別にしても、あなたはこうしたことが可能であることを望むのだろうか。 それが可能であったなら、あなたは助けを得られなくなっていただろう。 神は怒ってはいない。 ただ、このようなことを生じさせることができないだけである。 あなたは神の心を変えられない。 死の舞踏を楽しめる場としてあなたが作り上げた儀式が、永遠なるものに死をもたらすことなどできない。 また、神の全一性の代替としてあなたが選んだものも、永遠に対してはまったく何の影響を与えることもできない。
奇跡講座テキスト 第16章 五 完成のための選択 12.