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自分が(平安を)教えてきたことを(にもかかわらず)自分で学んでいない(平安になっていない)という事実は、あなたが一なる子をひとつのものとして知覚していないということを示してはいないだろうか

 自分が教えてきたことを自分で学んでいないという事実は、あなたが一なる子をひとつのものとして知覚していないということを示してはいないだろうか。 そしてまた、そのことは、あなたが自分自身を・・・・・傍点)一なるものと見なしていないことも示してはいないだろうか。 というのも、全面的に確信がなければうまく教えることは不可能であり、確信があなたの外にあるということも同様に不可能だからである。 自ら自由を信じていたのでなければ、あなたは決して自由を教えることはできなかったはずである。 そして、あなたが教えたことは自分自身から生じたことであるに違いない。 だが、あなたは明らかにこの自己を知らず、その自己は機能しているのにあなたはそれを認識していない。 機能しているものは、そこにあるはずである。 そしてあなたが自己の臨在を否定できるのは、それにより為されたことをあなたが否定する場合のみである。

 

奇跡講座テキスト 第16章  三 教えることの報奨  3.