あなたの役割は単に、自分が価値を認めているものが何らかの関係から得られることを自分は望まないと、覚えておくことだけである。 それは、その関係を損なうことも、自分なりのやり方でそれを癒すことも選択しないということである。 あなたは癒しとは何なのかを知らない。 共感についてあなたが学んだことはすべて、過去からのものである。 そして過去からのものであなたが共感したものは何もない。 というのも、過去からのもので、あなたがとっておきたいようなものは何もないからである。 過去を実在のものにして永続させるために、共感を用いてはならない。 静かに脇へ退いて、癒しがあなたのために為されるに任せなさい。 たとえ、自分で状況判断をして、その判断に基づいて自分の応答を決めてしまいたいと、どれほど強く思ったとしても、ただ一つの考えを心にとどめ、それを見失ってはならない。 あなたの心を次のことだけに集中させなさい。
私はひとりではない。 だから、私が招いた賓客に、過去を押しつけない。
私が彼を招いたので、彼はここにいる。
邪魔にならないようにする以外に、私は何もしなくてよい。
奇跡講座テキスト 第16章 一 真の共感 3.