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(自我は)自分を強めるためでなければ、決してつながることはしない。 自我は、自分に理解できると思うものと一体感をもち、そこに自分自身を見て、自分と同質のものを共有することにより、自分(自我自身)を増大させようとする。 自我は、(相手の存在を)常に弱めるために共感する

 自我が用いる共感が破壊的だという最も明らかな証拠は、それが適用される対象が特定の者たちの中の特定の種類の問題に限られるという事実にある。 そうした対象を自我は選び出し、それとつながる。 そして自分を強めるためでなければ、決してつながることはしない。 自我は自分に理解できると思うものと一体感をもち、そこに自分自身を見て、自分と同質のものを共有することにより、自分を増大させようとする。 この策略を見誤ってはならない。 自我は常に弱めるために共感するのである。 そして弱めるとは常に、攻撃することである。 共感することが何を意味するのは、あなたは知らない。 だが、次のことについては確信してよい。 あなたがただじっと静観し、聖霊があなたを通して関わるに任せるなら、あなたは強さに共感することになり、弱さではなく強さを増すことになる。

 

奇跡講座テキスト 第16章  一 真の共感  2.