共感するとは、苦しみを共にするという意味ではない。 そのように理解することは、あなたが拒否しなければならないことである。 それは共感についての自我による解釈であり、常に特別な関係を結ぶために使われ、そこでは苦しみが共有される。 共感する能力は、あなたがその使い方を聖霊に任せる限り、聖霊にとっては非常に役立つものである。 そのやり方はかなり異なっている。 聖霊は苦しみを理解しない。 そして、それが不可能なものだということを、あなたに教えさせようとする。 聖霊があなたを通して関わるとき、あなたの自我を通して他者の自我に関わることはしない。 聖霊が苦痛を共にすることはない。 苦痛の中に入って妄想を共有することで苦痛を軽減しようとするような妄想的試みによって、苦痛の癒しは達成されないと、理解しているからである。
奇跡講座テキスト 第16章 一 真の共感 1.