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あなたが目を向けるべきは、「犠牲(一体性の犠牲/全一性から除外すること)は攻撃であって、愛ではない」ということである。 あなたがこの一つの考えを受け入れさえすれば、愛に対するあなたの恐れは消え去るだろう

その想念とは、端的に言うと次の通りである。 すなわち、あなたは自分が、自我の接待主ホストになることも、の人質になることも可能だと信じている。 あなたはこれが自分の選択肢と考え、自分の下すべき決断だと信じている。 あなたにはそれ以外の選択肢が目に入らない。 それは、犠牲により獲得できるものは何もないという事実を、あなたが受け入れられないからである。 犠牲はあなたの思考体系にとってあまりに重要なので、犠牲から離れた救済というものはあなたにとってまったく意味をなさない。 あなたはあまりに深く犠牲と愛を混同しているので、犠牲のない愛というものを思ってみることさえできない。 そして、あなたが目を向けるべきは、「犠牲は攻撃であって、愛ではない」ということである。 あなたがこの一つの考えを受け入れさえすれば、愛に対するあなたの恐れは消え去るだろう。 犠牲という考えが取り除かれたとき、罪悪感は存続できない。 というのも、犠牲が存在するとしたら、誰かが支払い、誰かが取得するということになるからである。 そして残された唯一の問いは、代価はいくらで、それで何を得るのかということだけである。

 

奇跡講座テキスト 第15章  十 再生の時  5. /2