聖なる瞬間を通して、不可能に見えることが達成され、それが不可能でないことが明らかにされる。 聖なる瞬間においては、親交が回復されているので、罪悪には何の魅力もない。 そして、親交を途絶させることだけを目的とする罪悪は、ここでは機能をもたない。 ここには、隠蔽もなく、私的な想念もない。 親交への意欲が親交をそこに引き寄せ、孤独を完全に克服する。 ここには完全な赦しがある。 なぜなら、自分の完成における他者の役割を突然認識したことで、自分の完成から誰かを除外したいという欲求がなくなっているからである。 あなたの全一性に保護されて、すべての者が招かれ、歓迎される。 そしてあなたは自分の完成とは、あなたを完成させることのみを必要とする神の完成だと理解する。 なぜなら、あなたの完成が、あなたの自覚の中であなたを神のものとするからである。 そして、あなたはここにおいて、自らの創造されたままに、またあなたの本性のままに体験する。
奇跡講座テキスト 第15章 七 不必要な犠牲 14.