他人が愛を求めて神に呼びかけても、自分の呼びかけの強さに変わりはないということは、あなたにとって信じ難いことではない。 またあなたは、神が彼に答えるなら自分が答えてもらえる見込みが減るとは考えない。 それどころか、あなたはむしろ彼の成功を自分の成功の可能性の証しと見なす傾向にある。 その理由は、あなたはたとえかすかにでも、神は想念であり、それゆえに神への信仰は共有することによって強められるということを、認識しているからである。 あなたにとって受け入れるのが難しいのは、父と同じようにあなたも想念だという事実である。 そして父と同じくあなたも、自分自身を完全に与えながらまったく何も失わず、ただ得るのみでいることができる。 ここに平安がある。 なぜなら、ここにはまったく葛藤がないからである。
奇跡講座テキスト 第15章 六 聖なる瞬間と神の法則 4.