一つの関係をなおざりにするために別の関係を利用していながら、罪悪感に苦しまずにいることは不可能である。 そしてまた、一つの関係の中の一側面を咎めていながら、その関係の中に平安を見出すことも同じく不可能である。 聖霊の教えのもとでは、すべての関係は全面的な忠誠の誓約と見なされているが、それらはいかなる形でも互いに葛藤することはない。 それぞれの関係について、それらがあなたを完全に満足させると信じさせる完璧な信は、あなたが自分自身に対して完璧に信を抱くことから生じる。 そして、罪悪感が残っている間は、あなたはこのような信を抱くことはできない。 あなたが兄弟を彼の本性とは違う存在にしたいという理由から、自分にはそれができるという可能性を受け入れ、それを大事にしている限り、罪悪感は存在し続ける。
奇跡講座テキスト 第15章 六 聖なる瞬間と神の法則 1.