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この世界の中の何か(偶像)が自分に平安をもたらしてくれると信じて、それを手に入れようと努力するとき(獲得思考)、あなたは自分を卑小なもの(不完全な者/限定性)にしており、栄光(完全無欠性/あなたの実相)に対し目を閉ざしている

 卑小さに満足してはならない。 しかし、卑小さとは何なのか、そして、なぜ自分が決してそれに満足できないのかを、確かに理解しなさい。 卑小さとは、あなたが自分自身に供える捧げ物である。 あなたはそれを、偉大さの代わりに差し出し、自分に受け入れる。 この世界にあるすべては卑小である。 それは、卑小さがあなたを満足させられるという奇妙な信念によって、卑小さから作り出された世界だからである。 この世界の中の何かが自分に平安をもたらしてくれると信じて、それを手に入れようと努力するとき、あなたは自分を卑小なものにしており、栄光に対し目を閉ざしている。 卑小さか栄光か、どちらかがあなたの努力や警戒の対象として選べる選択肢である。 あなたは常に、一方を犠牲にした上でもう一方を選択する。

 

奇跡講座テキスト 第15章  三 卑小さと偉大さ  1.