自分が何も知らないということを常に覚えており、一切を学ぼうとする意欲をもつようになった者は、それを学ぶだろう。 しかし、自分自身に頼るとき、彼らは学ばないだろう。 自分がすでに知っていると考えることにより、彼らは学ぶための動機を破壊している。 完全なる平安の識別法に合格するまでは、何も理解していると思ってはならない。 なぜなら、平安と理解は一対になっており、決してどちらか一方だけが単独で見いだされることはないからである。 平安と理解が分離しないということが神の法則であるから、どちらも、他方を一緒に運んでくる。 それらは互いに原因と結果をなしており、一方が不在のところには、他方も存在できない。
奇跡講座テキスト 第14章 十一 真理の識別法 12.