きわめて重要なことは、(真の救済方法について)自分は何も知らないと学ぶことである

 だが、きわめて重要なことは、自分は何も知らない・・・・・・・・・傍点)と学ぶことである。 智識は力であり、すべての力はからのものである。 自分だけのために力を保持しようとしたあなたは、それを「失って」しまった。 あなたには今でもその力があるが、力そのものとそれについての自覚の間にあまりに多くを差し挟んできたので、それを使うことができなくなっている。 あなたが自分自身に教えてきた一切が、あなたの力をあなた自身にとってますます曖昧にしてしまった。 あなたには、それが何なのかも、どこにあるのかもわからない。 あなたは見せかけの力とまやかしの強さを作り出したが、それらはあまりにみすぼらしく、あなたを失望させずにはおかない。 というのも、力とはうわべだけの強さではなく、真理とはいかなる種類の見せかけをも超えたものだからである。 だが、あなた自身とあなたの中のの力との間に立ちはだかっているのは、ただ、あなたが虚偽を学んできたということと、真実なるものを消し去ろうと試みてきたということだけである。

 

奇跡講座テキスト 第14章  十一 真理の識別法テスト  1.