自分には、自分の思考を秩序立てるための基盤が皆無だと学ぶことは、(今の)あなたには、難しく思えることだろう

 自分には自分の思考を秩序立てるための基盤が皆無だと学ぶことは、あなたには難しく思えることだろう。 このレッスンを聖霊が教えるのだが、そのやり方は、奇跡という輝かしい実例をあなたに与えることによって、あなたの秩序立ての方法は間違っているが、よりよい方法が提供されていると示すことである。 奇跡は、助けを求める呼びかけのどれに対しても、まったく同じ応答をする。 呼びかけに判断を下すことはしない。 単にそれが何であるかを認識し、それにしたがって答えるだけである。 どの呼びかけが、よく聞こえるか、より大きいか、より重要かといったことは考慮しない。 あなたは、依然として判断することに縛られている自分が、どうして自分自身の判断がまったく必要とされないことを行うよう求められたりするのかと、いぶかしく思うかもしれない。 答えはきわめて簡単である。 あなたの力ではなく、の力が奇跡を生じさせるのである。 奇跡そのものは、あなたの中にの力があることのあかしにすぎない。 それこそが、奇跡がそれを共有するすべての者に同じ祝福を与える理由であり、また、あらゆる者が奇跡を共有する理由である。 の力に限界はない。 そしてその力は常に最大限に表現されるので、誰からのどの呼びかけに対してもすべてを差し出す。 ここに難しさの序列はない。 助けを求める呼びかけには助けが与えられる。

 

奇跡講座テキスト 第14章  十 奇跡の一様性  6.