あなたが自分の心に課す秩序は、自我を制限する一方で、あなたを制限することにもなる。 秩序立てるということは、判断することであり、判断して整理することである。 それは、あなたの機能ではなく、聖霊の機能である

 その結果生じるのは、休むことも静止することもなく変化し、織りなされていく模様パターンである。 それはあなたの心の鏡の上で絶え間なく移り変わり、一瞬の間、天国がそこに映し出されたかと思えば、また闇にかき消されて見えなくなってしまう。 光があった場所で、闇が瞬時に光を消し去り、光と闇の交錯する模様パターンが次から次へとあなたの心をよぎっていく。 かろうじて残っているわずかな正気は、あなたが確立する秩序の感覚によってつなぎとめられている。 それでも、あなたにはそれができ、混沌の中にも何らかの秩序をもたらせるという事実自体が、あなたは自我ではなく、自我以上のものがあなたの中にあるはずだと教えている。 なぜなら、自我は混沌そのものであり、もし自我があなたのすべてであったなら、いかなる秩序も不可能となるからである。 だが、あなたが自分の心に課す秩序は自我を制限する一方で、あなたを制限することにもなる。 秩序立てるということは判断することであり、判断して整理することである。 したがって、それはあなたの機能ではなく、聖霊の機能である。

 

奇跡講座テキスト 第14章  十 奇跡の一様性  5.