おそらくあなたは、自分の複数の考えが互いに競合しないということに、すでに気づいていることだろう。 それらは葛藤することはあるが、数多くの考えが一緒に生じることが可能である。 あなたは実際それに慣れきっているために、もはやそのことにほとんど驚かないかもしれない。 だが、あなたはまた、自分の考えのいくつかを、他の考えよりも重要だとか、大きいとか、良いとか、賢明だとか、生産的で価値があるとかいった形で分類することにも慣れている。 これは、個別に生きていると考えている者たちの心をよぎる想念について、言えることである。 なぜなら、そうした想念の中には天国を反映したものもあれば、自我により動機づけられたものもあるからである。 そして、自我とは単に、考えているように見えるだけのものである。
奇跡講座テキスト 第14章 十 奇跡の一様性 4.