贖罪が神聖にするのではない。 あなたはすでに神聖に創造されている。 贖罪は単に、神聖でないものを聖性のもとへ、あなたが作り出したものをあなたの本性へと運ぶだけである。 幻想を真理のもとへ運ぶこと、すなわち自我を神のもとへと運ぶことが、聖霊の唯一の機能である。 あなたが自分で作り出したものを神から離しておいてはならない。 なぜなら、それを隠すことで、あなたは神および自分自身についての智識を失ってしまったからである。 その智識は安全である。 だが、あなたの安全は、智識以外のどこにあるだろうか。 ありのままの自分とは違うものになるという決断の中で、超時性に代わるものとして時間が作り出された。 こうして、真理は過去のものとされ、現在は幻想に捧げられた。 そして過去もまた変更され、常に存在していたものと現在との間に差し挟まれた。 あなたが覚えている過去は一度も存在したことのないものであり、常に存在していたものの否定だけを表している。
奇跡講座テキスト 第14章 九 聖性の反映 1.