有罪だと知覚する相手を、あなたは十字架にかけようとする。 しかし、(赦しにより)無罪と見る相手には、あなたは(共に)無罪性を回復させる

 十字架刑には、贖罪において果たすべき役割は何もなかった。 復活だけが贖罪における私の役割となった。 それは、無罪性による罪悪からの解放の象徴である。 有罪だと知覚する相手を、あなたは十字架にかけようとする。 しかし、無罪と見る相手には、あなたは無罪性を回復させる。 十字架刑が、常に自我の目標である。 自我はすべての者を有罪と見なし、有罪宣告をして殺そうとする。 聖霊は無罪性だけを見て、その優しさの中で、恐れから解放し、愛の統治を再び確立しようとする。 愛の力は聖霊の優しさの中にある。 その優しさはからのものであり、したがって、それが十字架にかけることもかけられることもあり得ない。 あなたが復元する神殿はあなたの祭壇となる。 なぜなら、それはあなたを通して再建されたからである。 そしてあなたがに与える一切はあなたのものである。 このようにしては創造し、あなたも必ずこのようにして復元することになる。

 

奇跡講座テキスト 第14章  五 贖罪の環  10.