罪悪(分離/自己否定)を望むことは、自分の無罪性がもつ価値への感謝を失わせ、それをあなたの視野の外に押し出してしまう

 おそらくあなたは、罪悪感の苦痛を埋め合わせるためにのみ無罪感を利用することに慣れており、無罪感自体を価値あるものと見なしてはいない。 あなたは、罪悪感と無罪感のどちらにも価値があり、それぞれが他方が提供していないものからの脱出を意味するものだと信じている。 あなたはそのどちらも単独では望まない。 なぜなら、両方とももっていなければ、自分自身を全一で幸せだとは見なさないからである。 だが、あなたは無罪性においてのみ全一なのであり、無罪性の中でのみ幸せでいられる。 ここには何の葛藤もない。 どのような形でどのように望むにせよ、罪悪を望むことは、自分の無罪性がもつ価値への感謝を失わせ、それをあなたの視野の外に押し出してしまう。

 

奇跡講座テキスト 第14章  三 無罪性を選ぶ決断  2.