自分に無(自我の思考体系)を教えようとしていながら、それは無ではないという妄想を、自分に信じ込ませようとする不幸な学習者に対し、聖霊はいつも変わらず穏やかに、次のように言う。 『真理が真実である』

 聖霊はこうしたことのすべてを見ながらも、単にこのすべては真実ではないと教える。 自分に無を教えようとしていながら、それは無ではないという妄想を自分に信じ込ませようとする不幸な学習者に対し、聖霊はいつも変わらず穏やかに、次のように言う。

 

 真理が真実である。 それ以外の何も問題ではなく、それ以外の何も実在せず、それをおいて他に存在するものは何もない。 はあなたのために一つの区別をしよう。 それはあなたにはできないが、あなたが学ぶ必要のある区別である。 あなたが無に対して抱いている信が、あなたを欺いている。 に信を差し出しなさい。 そうすれば、それが置かれるべき聖なる場所に、がそれをそっと置いてあげよう。 あなたはそこに欺瞞を見出さず、単純な真理だけを見出すだろう。 そして、あなたはそれを理解するので、それを愛するだろう。

 

 

奇跡講座テキスト 第14章  二 幸せな学習者  3.