聖霊は、幸せな学習者(「真理が真実である」を学ぶ者)を必要としている。 ひたすら不幸に献身している(自我を選択している)あなたは、まず最初に、自分が惨めであり、幸せではないと認識しなければならない。 聖霊はこの対照性なくしては教えることができない。 あなたは、不幸(自我の救済計画)こそが幸福だと信じているからである

 聖霊は幸せな学習者を必要としている。 聖霊の使命は、幸せな学習者の中で幸せに達成される。 ひたすら不幸に献身しているあなたは、まず最初に、自分が惨めであり、幸せではないと認識しなければならない。 聖霊はこの対照性なくしては教えることができない。 というのも、あなたは不幸こそが幸福だと信じているからである。 こうしたことによりひどく混乱してきたため、あなたは決してできるはずのないことができるようにならない限り幸せになれないと信じ、それを学ぶことに取り組んできた。 あなたは、この最も奇妙な学びのゴールが依拠している土台はまったく意味のないものだと気づいていない。 だが、それでもあなたにとっては、それは意味をなしているのかもしれない。 無を信奉するなら、あなたは自分が探し求める「宝」を見出すだろう。 だが、あなたはすでに重荷を負っている心に、さらなる重荷を加えることになる。 あなたは無に価値があると信じ、それをとうとぶようになるだろう。 小さなガラスのかけらも一粒の塵も、肉体も戦争も、あなたにとって、みな同じである。 なぜなら、無でできているものを一つでもとうとぶなら、無が貴重なものになり得ると信じ、真実でないものを真実とする方法を習得できる・・・傍点)と信じたことになるからである。

 

奇跡講座テキスト 第14章  二 幸せな学習者  1.