真理ではなく、これらの想念(自我の想念)こそが、彼(自我を自分で作り出した者)が防衛し、(自我の想念を)愛することを選択してきたものである。 それらが彼から奪い取られることはない。 しかし、彼自身により放棄されることは可能である

 見るということは常に外へと向かう。 もしあなたの想念の全部があなたからのものであったなら、あなたが作り出した思考体系は永遠に暗きものとなることだろう。 神の子の心が投影または延長させる想念には、彼が与える力のすべてが付与されている。 彼がと共有している想念は、彼の信念を超越しているが、彼が自分で作り出した想念は、まさしく彼の信念である。 そして、真理ではなくこれらの想念こそが、彼が防衛し、愛することを選択してきたものである。 それらが彼から奪い取られることはない。 しかし、彼自身により・・・・・・傍点)放棄されることは可能である。 というのも、それらを取り消すもののが、彼の中にあるからである。 この世界には、世界の論理が徹頭徹尾狂っていてどこにも行き着かないと教えるものは、何もない。 だが、この狂気の論理を作り出した者の中には、一切を知るがゆえに世界の論理がどこにも行き着かないと知っている存在ものがいる。

 

奇跡講座テキスト 第14章  一 学びの条件  3.