もしあなたが、夢以外には何も所有せず、何も与えず、何になるつもりもないと決断するなら、あなたは自分の想念を忘却へ向かわせるしかない。 そしてもしあなたが一切を所有し、一切を与えており、一切であるというのに、このすべてが否定されてきたのなら、あなたの思考体系は閉じられており、真理からは完全に切り離されているということになる。 これはまさしく狂気の世界である。 そして、その狂気の度合いを軽く見てはならない。 あなたの知覚には狂気に冒されていない領域はなく、あなたにとっては、自分が見ている夢はまさしく神聖である。 だからこそ、あなたがその夢を置いた場であるあなた自身の中に、神は聖霊を置いたのである。
奇跡講座テキスト 第14章 一 学びの条件 2. /2