私たち全員が天国でひとつにつながったときには、あなたは自分がこの世界で貴んできたどんなものにも価値を認めなくなるだろう。 なぜなら、あなたは、自分がここで価値ありとするどんなものについても全一に価値を認めてはおらず、すなわち、まったく価値を認めていないからである。 価値は神が置いたところにあり、神が尊重するものの価値はすでに確立されているので、その価値が判断されることはない。 それは全一に価値あるものである。 それは単に、賞美されるか、されないかのどちらかである。 それを部分的に価値ありとすることは、その価値を知らないということである。 天国には、神が価値を認めている一切があり、それ以外には何もない。 天国はまったく曖昧さのないものである。 一切が明るく鮮明であり、一なる反応だけを呼び起こす。 闇もなければ、対照性もない。 差異もない。 中断もない。 そこにある平安の感覚はあまりに深く、この世界のどんな夢も、その平安をおぼろげに思い描くことさえできたためしがない。
奇跡講座テキスト 第13章 十一 天国の平安 3.