神はわが子を敵陣に包囲させるようなことはしない。 それゆえに、神の子の想像上の「敵」はまったく実在していない。 あなたは、すでに逃れている苦しい戦いから逃れようとしているにすぎない。 戦いは過ぎ去っている。 なぜなら、あなたは、天に昇る自由の讃美歌を、すでに聞いたからである。 あなたの解放に伴う悦びと歓喜は神のものである。 なぜなら、あなたが解放を作り出したのではないからである。 だが、あなたは自由を作り出さなかったのと同様に、自由を脅かす戦いも作り出さなかった。 破壊的なものは存在したことがなく、これからも存在しない。 戦いと罪悪と過去はひとつになって、それらが生じてきた源である非実相の中へと消え去っている。
奇跡講座テキスト 第13章 十一 天国の平安 2.