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自分個人の救済のために、何らかの形で、誰かに結びつこうとする者(恩恵を得ようとして関わりを持とうとする者)は、その奇妙な関係の中に救済を見出すことはない

 狂った想念同士の間には真の関係はない。 だからこそ、それらは狂っているのである。 真の関係は罪悪を土台とすることはできず、その清らかさを損なう罪悪の汚点を一つでももち続けることはできない。 なぜなら、罪悪が触れたすべての関係は、その相手と罪悪の両方を避けるためにしか用いられないからである。 この奇妙な目的のために、あなたは何と奇妙な関係を作り出してきたことだろう! そしてあなたは、真の関係は神聖であり、あなたには使えないものだということを、忘れてしまった。 それらは聖霊だけに使われるものであり、そのことがそれらを清らかにするのである。 もしあなたが自分の罪悪をそうした関係の上に転位させるなら、聖霊はそれらを用いることができない。 なぜなら、あなたが聖霊に与えるべきだったものを自分の目的のために先取りすることにより、聖霊はそれをあなたの解放のために使えなくなるからである。 自分個人の救済のために、何らかの形で、誰かに結びつこうとする者は、その奇妙な関係の中に救済を見出すことはない。 その関係は共有されていないので、実在しない。

 

奇跡講座テキスト 第13章  十 罪悪からの解放  2.