彼に罪悪を負わせてはならない。 彼の罪悪感は、彼があなたに罪悪を負わせてしまったという彼自身のひそかな思いの中にあるからである。 だとすれば、あなたは彼に、彼の妄想は正しいと教えたいだろうか。 無罪の神の子が自分自身を攻撃して、自らに罪悪感を抱かせるという考えは狂っている。 いかなる形態であろうと、誰に関してであろうと、このようなことを信じてはならない。 罪と咎めは同じものであり、一方を信じれば他方に信を置くことになり、どちらも愛ではなく処罰を要求するからである。 狂気を正当化できるものはなく、自分の身に処罰を求めることが、狂気でないはずがない。
奇跡講座テキスト 第13章 九 罪悪感の雲 5.