父と子から離れては、聖霊には何の機能もない。 聖霊は父と子の両方の心の中に存在し、心は一なるものであると知っているので、父からも子からも分離してはいない。 聖霊は神の想念であり、神は聖霊をあなたに与えた。 神は、共有しない想念というものをもたないからである。 聖霊のメッセージは時間の中で超時性を語るものであり、それゆえに、キリストの心眼は一切を愛を抱えて眺める。 だが、キリストの心眼でさえ、キリストの実相ではない。 彼の愛に満ちたまなざしのもとでは、黄金に輝く実相の側面が光の中に飛び込んでくるが、それらも、その向こうに横たわる天国の一部を垣間見せるものにすぎない。
奇跡講座テキスト 第13章 八 知覚から智識へ 4.