とはいえ完璧な知覚には智識に共通する多くの要素があり、智識への転移を可能にしている。 だが、最後の一歩は神によって踏み出されなければならない。 なぜなら、未来にあるかのごとく思えるあなたの救いの最後の一歩は、あなたを創造したときに神によってすでに達成されているからである。 分離はそれを中断させなかった。 創造は中断できるものではない。 分離とは単に、実相が間違って表現されたものに他ならず、何の結果ももたらさない。 奇跡は、天国においては何の機能ももたないが、ここでは必要とされる。 それでも実相の諸側面を見ることは可能であり、それらはいずれ非実相の諸側面に取って代わる。 実相の側面は、あらゆるところで、あらゆるものの中に、見ることができる。 だが、神のみが、それらの側面に永遠という最後の贈り物を一様に冠することにより、それらをひとつに集めることができる。
奇跡講座テキスト 第13章 八 知覚から智識へ 3.