私たちは、救いの讃美歌をひとりで歌うことはできない。 私の声と共にすべての声が高らかに響きわたるまでは、私の任務は完了しない。 だが、それは私の声ではない。 なぜなら、それは、私からあなたへの贈り物であると同様に、父の霊を通して父から私に与えられた贈り物だったからである。 その歌声が、至聖なる神の子の心から悲しみを追い払うだろう。 悲しみはそこにとどまることはできない。 時間の中では癒しが必要とされる。 なぜなら、喜びは悲しみの住まうところに永遠の支配を確立することはできないからである。 あなたが住んでいるのはここではなく、永遠の中である。 あなたはわが家にいて安全でありながら、夢の中で旅をしているだけである。 あなたが自分自身を思い出す方法を教えてきた自分自身のすべての部分に対し、感謝を捧げなさい。 そのようにして、神の子は自らの清らかさについて父に感謝をささげる。
奇跡講座テキスト 第13章 七 実相世界の達成 17.