心眼は光に依存している。 あなたは闇の中では見ることができない。 だが、闇の中の、眠りという私的な世界の中では、あなたは目を閉じていても夢の中で見ることができる。 そして、あなたが自分の見ているものを作り出したのは、ここにおいてである。 ただ闇を手放しなさい。 そうすれば、あなたが作り出したものはすべて見えなくなるだろう。 なぜなら、それは心眼を否定することで見えるものだからである。 だが、心眼を否定することの結果として、あなたが真に見ることができなくなるわけではない。 しかし、そうなると思わせるのが、否定が行うことである。 というのは、否定によって、あなたは狂気を受け入れ、自分で私的な世界を作り出して自分自身の知覚を支配することができると信じるからである。 だが、このためには、光は除外されなければならない。 光が訪れて、あなたが見えるようになったときには、夢は消え去る。
奇跡講座テキスト 第13章 五 二つの感情 8.