あなたは正気よりも分離のほうを好んでいるが、正しい心の中で分離を手に入れることはできない。 あなたは特別な好意を求めるようになるまでは、平安の中に居た。 その要求は神にとって異質なものであったから、神はそれを与えなかった。 そしてあなたは、神の子を真に愛している父に対し、これを求めることはできなかった。 それゆえに、あなたは神を愛のない父親としてしまい、そのような父親だけが与えることのできるものを神に要求した。 そうして神の子の平安は粉々に砕かれてしまった。 彼はもはや自分の父を理解しなくなったからである。 彼は自分で作り出したものを恐れたが、父と自分自身の栄光ある対等性を攻撃したことで、自らの真の父をそれ以上に恐れることになった。
奇跡講座テキスト 第13章 三 救いに対する恐れ 10.