あなたは自分の幻想を正視しなければならず、それらを隠しておいてはならない。 なぜなら、幻想はそれら自体を土台にして存在しているわけではないからである。 隠蔽されている間はそのように見え、それゆえに、そうした幻想は自立しているかに見える。 これは、他のすべての幻想が依拠している根本的な幻想である。 そうした幻想の背後には、それらが隠されている間は隠蔽され続けている愛に満ちた心があり、その心は自分が怒りの中でそれらの幻想を作り出したと考えた心である。 そして、その覆いが取り除かれたときには、この心の中にある苦痛が明らかになるため、それが癒しを必要としていることは否定できなくなる。 あなたが差し出す策略や戯れのすべてをもってしても、それを癒すことはできない。 ここには神の子の真の十字架刑があるからである。
奇跡講座テキスト 第13章 三 救いに対する恐れ 6.