投影の究極の目的は常に、罪悪感を除去することである。 だが自我は、いかにも自我らしく、自分の視点のみから罪悪感を除去しようとする。 というのも、自分は罪悪感を保持しておきたいのにあなたはそれを耐えがたく思っているからである。 あなたは抗えないほど強く神に引き寄せられているのに、罪悪感はあなたがその神を思い出すのを妨げる。 それゆえに、この問題について、最も深刻な分裂が生じる。 なぜなら、自我が主張する通りにあなたが罪悪感を保持するなら、あなたはあなたであることができなくなるからである。 自我は自分とあなたが同一だと説得することによってのみ、かろうじてあなたに罪悪感を投影させることができ、それにより、あなたの心の中に罪悪感を保たせることができる。
奇跡講座テキスト 第13章 二 無罪の神の子 1.