ひとつであるものを、分離していると知覚することはできない。 そしてこの分離を否定することが、智識の復権である。 神の祭壇では、神の子の神聖な知覚は光明に満たされ、その中に光が流れ込む。 そして神の子の霊は父の心の中で輝き、それとひとつになる。 神はご自身の延長であるわが子を愛しみながら、そっと優しく、ご自身の上に輝く。 世界は神の目的に溶け込むとき、何の目的もなくなる。 実相世界は、永遠なるものの一切が常に在り続けてきた天国の中へと、静かに吸い込まれていった。 そこでは、救い主と救われた者が、神および互いに対する完全なる愛を共にする。 天国はあなたの家であり、それは神の中にあるのだから、あなたの中にもあるはずである。
奇跡講座テキスト 第12章 六 キリストの心眼 7.