だからこそ、自らが傷つかざる存在であるという認識が、あなたの正気を回復するために非常に重要なのである。 というのも、自分が傷つかざる存在であることを受け入れるなら、あなたは攻撃には何の効果もないと認識していることになるからである。 自分自身を攻撃したとはいえ、あなたは本当は何も起こらなかったと実証することになる。 したがって、攻撃することによって、あなたは何もしなかったのである。 ひとたびこれを認識するなら、あなたはもはや攻撃に何の意味も見出さなくなる。 というのも、それには効力がなく、あなたを守れないことは、歴然としているからである。 だが、自らが傷つかざる存在であるという認識には、否定的な価値以上のものがある。 自分自身に対するあなたの攻撃があなたを弱めることに失敗したのなら、あなたは依然として強いことになる。 したがって、あなたは自分の強さを確立するためにその状況を「平等化」する必要はない。
奇跡講座テキスト 第12章 五 正気のカリキュラム 2.