奇跡とは単に、否定を真理へと翻訳することである。 自分を愛することが自分を癒すことであるのなら、病気の者たちは自分自身を愛していないということである。 だから彼らは、自分を癒してくれる愛を求めてはいるが、それを自分に拒否している。 もし彼らが自分についての真理を知っていたなら、病気になることはあり得ない。 したがって、奇跡を行う者の務めは、真理の否定を否定することとなる。 真理は病気の者たちの中にあるのだから、彼らは必ず自分自身を癒すことになる。 だが、彼らはそれを覆い隠してしまったので、彼らの心には、他の心の中にある光が差し込まなければならない。 なぜなら、その光はまさに彼らのものだからである。
奇跡講座テキスト 第12章 二 神を思い出す道 1.