誤りを実在のものとしてはならないと、あなたは教えられてきた。 そして、この教えを実行する方法はきわめて単純である。 誤りを信じたいなら、それを実在のものとしなければならない。 誤りは真実ではないからである。 しかし真理はそれ自体で実在しており、真理を信じるには、あなたは何もする必要がない。 理解すべきことは、あなたはいかなるものに対しても、直接それに応答するのではなく、それについての自分の解釈に応答するということである。 そのようにして、あなたの解釈がその応答を正当化するものとなる。 それゆえに、他人の動機について分析することは、あなたにとって危険である。 もしあなたが、誰かが本当に自分を攻撃しようとしたり、見捨てようとしたり、隷属させようとしたりしていると決めつけるなら、あなたは彼の誤りを自分にとって実在のものにしてしまったため、彼が実際にそのようなことをしたかのように応答する。 誤りを解釈するとは、誤りに力を与えることである。 そして、これをしてしまったなら、あなたは真理を見落とすことになる。
奇跡講座テキスト 第12章 一 聖霊による判断 1.