これまで神の子が抱いたことのある愛ある想念は、どれもみな永遠である。 この世界の中で彼の心が知覚する愛ある想念だけが、世界の唯一の実相である。 彼は依然として自分が分離していると信じているので、それらの想念は依然として知覚されるものではある。 だが、それらは愛あるものだから永遠である。 そして、愛あるものだから父と同質であり、したがって、死ぬことはあり得ない。 この実相世界は実際に知覚されることが可能である。 そのために唯一必要なものは、それ以外は何も知覚せずにいようとする意欲である。 というのは、善と悪の両方を知覚するなら、あなたは誤ったものと真実なものとの両方を受け入れており、両者を区別していないということになるからである。
奇跡講座テキスト 第11章 七 実相の状態 2.