· 

自我を根本的に脅かすのは、「神から自分を分離させるように見えるものは何であれ、すべて恐れに他ならない」と、あなたが認識することである

 したがって自我を根本的に脅かすのは、「から自分を分離させるように見えるものは何であれ、それがどんな形態をとろうと、また、自我がそれを自分にどう経験させたいかは別として、すべて恐れに他ならない」とあなたが認識することである。 自我の自立という夢が、この自覚によってその根底から揺さぶられる。 というのも、虚偽の独立という考えならあなたは黙認するかもしれないが、恐れという代価を認識するなら、あなたがそれを受け入れることはないからである。 だが、これが代価であり、自我にはこれを縮小することはできない。 あなたが愛を見過ごすなら、自分自身を見過ごしているのであり、そうして自分自身を否定したからこそ・・・・傍点)、非実相を恐れずにはいられなくなる。 あなたは真理を攻撃することに成功したと信じることによって、攻撃には力があると信じている。 ということは、端的に言えば、あなたは自分自身を恐れるようになっているということである。 そして、誰も、自分を破壊すると自ら信じているものを発見したいとは思わない。

 

奇跡講座テキスト 第11章  五 自我の「力動論」  10.