「自我の力動論」についてのこのレッスンを始めるにあたり、まず、この用語自体が何の意味もなさないということを理解しよう。 この用語は、それ自体を無意味にするような言葉の矛盾を孕んでいる。 「力動」とは、何かを行う力を示唆しているが、そもそも分離という誤謬全体が、自我には何かをする力があるという信念に根差している。 あなたがそれを信じているからこそ、自我はあなたにとって恐ろしいのである。 だが、真理はきわめて単純である。
すべての力は神からのものである。
神からでないものには、何をする力もない。
奇跡講座テキスト 第11章 五 自我の「力動論」 3.