自我による投影により、あたかも神の意志があなたの外にあり、それゆえにあなた自身の意志ではないかのように見せかけられている。 この解釈においては、神の意志とあなたの意志が葛藤することが可能であるかに思える。 そうなると、神はあなたが与えたくないものをあなたに要求し、それによってあなたが望むものをあなたから奪うように見えるかもしれない。 あなたの意志だけを望んでいる神に、このようなことができるだろうか。 あなたの意志は神の生命であり、神はそれをあなたに与えた。 時間の中でさえ、あなたは神から離れて生きることはできない。 眠りは死ではない。 神が創造したものは、眠ることはできても、死ぬことはできない。 不滅性が、神の子のための神の意志であり、自分自身のための神の子の意志である。 神の子は自分のために死を意志することはできない。 なぜなら、彼の父は生命であり、神の子は神と同質だからである。 創造は神の意志であるからこそ、あなたの意志でもある。
奇跡講座テキスト 第11章 一 父性という贈り物 9.