神か自我か、どちらか一方が狂っている。 双方の証拠を公正に検討してみれば、このことが真実に違いないとわかるだろう。 神も自我も部分的な思考体系を提示してはいない。 いずれもその内部で首尾一貫しているが、両者はあらゆる点で正反対であるため、部分的な忠誠は不可能である。 さらに覚えておくべきは、両者の結果もその土台と同様に互いに異なり、両者の根本的に和解不可能な性質は、それらの間を揺れ動くことで和解させられはしない、という点である。 生命とは創造であるから、生きているもので父のいないものはない。 したがって、あなたの決断は常に、「私の父は誰なのか」という問いに対する答えに他ならない。 そしてあなたは自分で選ぶ父に忠実になる。
奇跡講座テキスト 第１１章 序 1.