あなたがどれほど自分自身を否定してきたか、そして、神が、ご自身の愛の中で、どれほどあなたにそうさせたくないと思っているか、あなたは気づいていない。 だが、神があなたに干渉することはない。 なぜなら、神の子が自由でなかったなら、神がわが子を知ることはないからである。 あなたに干渉することは神ご自身を攻撃することと同じだが、神は気が狂ってはいない。 神を否定しているとき、あなたの気が狂っているのである。 あなたは、自分の狂気を神にも共有してもらいたいのだろうか。 神はわが子を愛することを決してやめず、神の子は神を愛することを決してやめない。 神の子はそのように創造されたのであり、その状態は永遠に神の心の中で不動である。 それを知ることが正気である。 それを否定することは狂気である。 神はあなたを創造したとき、神ご自身をあなたに与えた。 そして神の贈り物は永遠である。 あなたは自分自身を神に対して拒もうとするのだろうか。
奇跡講座テキスト 第10章 五 神の否定 10.