奇跡とは、偽りの神々をすべて手放した神の子が、兄弟たちにも同じことをするように呼びかける行為である。 それは信に基づく行為であるが、その理由は、兄弟にそれができるという認識だからである。 それは彼の心の内なる聖霊への呼びかけであり、つながり合いによって強められる呼びかけである。 奇跡を行う者は神の声を聞いたからこそ、それを病気の兄弟の中で強める。 そしてそれは、自らは信じていないが兄弟が信じている病気という信念を弱めることによって行われる。 一なる心の力は他の者の中に入って輝くことができる。 なぜなら、神のすべての灯火は同じ閃光によって灯されたからである。 それはどこにでもあり、永遠である。
奇跡講座テキスト 第10章 四 病気の終わり 7.