実相は、曇りのない心のみに明らかになってくる。 実相を知るには、非実相をありのままに判断しようとする意欲がなければならない。虚無(幻想)を見過ごすということは、単にそれを正しく判断することにすぎない

 実相は曇りのない心のみに明らかになってくる。 それはいつでも受け入れられるべくそこにあるが、受け入れられるかどうかは、それを自分のものにしようとする意欲があなたにあるかどうかで決まる。 実相を知るには、非実相をありのままに判断しようとする意欲がなければならない。 虚無を見過ごすということは、単にそれを正しく判断することにすぎず、それを真に査定できるあなたの能力のゆえに、それを手放すことに他ならない。 真理と幻想は和解不可能であるから、幻想で一杯の心には智識が明らかになることはない。 真理とは全一なものであり、心の一部だけがそれを知るということはできない。

 

奇跡講座テキスト 第10章  四 病気の終わり  2.