あなたは相矛盾した内容の二つの夢の中で起こった出来事について、わざわざ辻褄を合わせようとするだろうか。 それとも、実相はそのいずれにもそぐわないことを発見したなら、どちらの夢も一緒に退けるだろうか。 あなたは目覚めていたときのことを覚えてはいない。 聖霊から聞くとき、あなたは愛するということが自分にも可能なように思えるので、気持ちがよくなるかもしれないが、かつてはそれが可能だったということをまだ思い出してはいない。 そして、これを思い出すことによってこそ、あなたは再びそれが可能となることを知るだろう。 可能であることが、まだ達成されていない。 だが、それが永遠のものであるのなら、かつてそうであったものは、今もそのままである。 あなたが思い出すとき、思い出されるものは永遠なのだから今もそのままに存在するということを、あなたは知るだろう。
奇跡講座テキスト 第１０章 一 神の内なるわが家にて 3.