あなたは神の内なる我が家にいながらも、流刑の身となった夢を見ているのだが、実相に目覚めることはまったく可能である。 あなたはそうしようと決断しているだろうか。 あなたが経験から認識しているように、眠っている間は、夢の中で見ていることが本当のことのように思える。 だが、目が覚めた瞬間、夢の中で起こったように見えたことはすべて、まったく起こっていなかったとわかる。 目覚めているときに作用している法則が、眠っていたときにはすべて破られていたというのに、それがおかしなことだとは思わない。 それならば、あなたは、真に目覚めることのないまま、一つの夢から別の夢へと移行しただけだということにはならないだろうか。
奇跡講座テキスト 第10章 一 神の内なるわが家にて 2.